キラリと光る燕子花 – July 12
The Great British Sewing Bee x SOU・SOU – July 10
Blue on blue – July 8
ピンクが新鮮 – July 6
傾衣女子?! – July 5
SOU・SOU
SOU・SOU は「新しい日本文化の創造」をコンセプトにして、京都を中心に展開しているブランドです。
このブランドの製品を初めて目にしたのは、息子の出産祝いにいただいた綿のカバーオール(製品名はややぐるみ)でした。
てぬぐいの生地で作られており、材質品質共に素晴らしく、肌触りも申し分なく、何より洗濯後すぐに乾くのが当時はとてもありがたかったです。
その後、知人友人の出産祝いやお子さんの誕生祝いには「ややぐるみ」や「こどもじんべい」を贈っていました。その頃ユニクロやZARAの服を着ていた自分には、SOU・SOU の着衣(きころも、という女性用和装)はお値段的に二の足を踏むことが多く、着こなせる自信もなく。なんとなく、お祝いの贈り物という認識でした。
そんな贈り物だった SOU・SOU にハマるきっかけになったのは、昨年2月頃から続いているコロナ禍です。その時期から、流行を追うにも身体のサイズが何かとネックになり、デザインは気に入っても着られるサイズがない、体型のせいでキレイに着こなせない、など残念な思いをすることが増えていました。家族全員で家に籠ることが増え、外出用にと買った春服の出番がほぼなくなっていました。もう、部屋着とか外出用とか気にせず、好きな服を着る、と決心?して、華やかな色で肌触りの良い外出用の SOU・SOU のワンピースを家で着たり、素敵なテキスタイルの麻の富士(サルエルパンツ風の独自デザインのボトム)で夏を過ごしたり。
SOU・SOU の商売でうまく乗せられてしまうのが、季節ごとの予約イベントです。春、夏、盛夏など、季節のタイミングで開催され、人気の商品だと予約開始後数時間で売り切れになるので、煽られる(笑)。で、上下一揃い、小物、ストールなど、商品を一通り予約すると、今度は商品が届くのが楽しみになる。届いて実際に手にすると、手持ちのアイテムとどう組み合わせるかとあれこれ考えたり、商品の素材や色出しを実際に着て体感したり、悲喜こもごも。そして、追加で別の商品が欲しくなったり、もうきりがない(笑)。完全に沼にハマっている。
SOU・SOU は、基本的には和装を提案するブランドなので、逆に言うと洋服が好きな人や着物などの和装に興味がない人には刺さりにくい。自分の地元で SOU・SOU の服を着ている人にすれ違ったことは、覚えている限りではない。地下足袋を履いていると、珍しいからか行く先々(美容院とか歯科とか)で質問されたりする。まあ、日本では実店舗が京都と東京にしかないので、知る人ぞ知るブランドなのだろうと思う。
地下足袋履きやすいのになぁ、と思ってふと Instagram を覗いてみると、#sousou好きさんと繋がりたい という、何やら熱そうなハッシュタグが。見てみると、SOU・SOU好きな皆さんのコーデや自慢のアイテム、手作りの作品などが綿々と続いている。沼にハマっているちょっと後ろめたい気持ちが吹き飛んで、そのハッシュタグに加わりたくなった。ああ、さらにハマりそうだ、とほぼ確信犯で日々の SOU・SOU コーデを投稿してみたら、お互い見知らぬ人同士なのに「いいね!」をたくさんいただいた。なんて平和なハッシュタグなんだ、と感謝して、ぼちぼち投稿を続けている。